嫁姑問題というのは、古来から現代まで続く熾烈な女同士の争いです。嫁も姑もどちらも女性ですので、元々は他人である女性同士が常時一つ屋根の下で生活することで、どうしても様々な摩擦が生まれてきてしまい、仲が険悪となってしまうものです。なので嫁と姑との仲を少しでも良いものに保ちたいのであれば、一戸建てよりも注文住宅を建てて住んだ方が良いとされています。それはどうしてでしょうか。
まず一戸建ての場合は通常は部屋の間取りが全て決まっていますので、入居後は基本的に決まった間取りの部屋を割り当てていくしかありません。また基本的に二世帯住宅のような間取りを想定していませんので、玄関も水回りも全て嫁と姑が共有するということにもなってしまいます。これですと一日の中で嫁と姑とが顔を合わせる機会が必然的に多くなってしまいますので、家の中は常にギスギスとしてしまいます。しかし注文住宅の場合は部屋の間取りを全て自分達で話し合って自由にアレンジすることが出来ますので、このような問題は通常はあまり起こり得ません。
つまり水周りを嫁と姑とで全く別々にすることも出来ますし、基本的に一つ屋根の下であっても嫁と姑があまり顔を合わせる必要のない設計にすることも注文住宅であれば自由に出来ます。なのでどうしても嫁と姑が同じ家に暮らさなければいけない事情を抱えている家庭の場合、一戸建てを建てるよりも注文住宅を建てて住んだ方が上手くいく確率が高くなるのです。