注文住宅は自由度が高く、自分の希望の間取りを取り入れられるのがメリットですが、収納を考える時には気を付けるべきポイントがあります。注文住宅の収納計画を立てる上でまず必要なのは「収納する荷物の量を把握する」ことです。今ある荷物の分のみで計画を立ててしまうと、引越し後、荷物が増えた時に収納スペースが足りなくなる可能性も。そのため、今の荷物を置いてもスペースに余裕がある位を目安に計画するのがポイントです。
注文住宅を建築した後、子供が生まれ家族が増えた場合、子供が成長していくと家族それぞれの荷物も増えて行くので、そのような点も考慮して計画することが大切です。長い間使用していない物や、不要な物があれば思い切って断捨離するのがお勧めです。不要な物まで新居に運んでしまうと、使える床面積が減るだけでなく、何年か経つ頃に荷物をしまうスペースが足りなくなり、困ってしまう可能性も。まだ使えそうな物は捨てずにフリマアプリを活用して他の人に譲ったり、リサイクルショップに持って行ったりするのもよいでしょう。
間取りを作成する時に、何をどこにしまうか大まかに考えておくのもポイントです。収納は家族の生活スタイルに合わせ、必要な時にすぐに取り出したり使ったりしやすい配置にするのがお勧めです。ヒーターや扇風機などの季節家電やゴルフバック、布団類などの大きな物が収納スペースに入りにくいということにならないように、あらかじめ寸法も決めておきましょう。収納スペースにドアをつける場合は、引き戸にした方がデッドスペースがなくなるため、荷物の邪魔にならずにすみます。