少ない費用で注文住宅を建てたいと考える場合、試してみたい方法がいくつかあります。まずは安く建てられるような業者を選ぶことが重要であり、業者が異なるだけで百万単位の差が出ます。近年では注文住宅でもローコスト住宅と呼ばれる家を建てる業者が選ばれるようになっていて、機能面や質に関して問題はないのに費用を抑えられるのが特徴です。この選択での差は、いくら間取りや設備で節約をしても埋められないほどの違いです。
それくらい業者選びは大事なポイントとなりますし、選び方次第では浮いた予算で他の部分にこだわることもできます。予算オーバーしてしまう理由の一つとして、注文住宅の契約を結んだ後にオプションが後から次々と追加されてしまうことが挙げられます。見積りには詳細まで記載してもらい、オプションや別途費用がかからないことも事前に確認しなければなりませんし、不明な項目があれば明確にしてから契約を結ぶべきです。総額が出るとそれ以上はかからないと思い込んでしまいますが、多くのケースで追加の費用が発生していて、最終的なトータル金額が大きく跳ね上がってしまうような事象も発生しています。
安く済ませたいからといって、過度な値引き交渉をするのは避けましょう。値下げを交渉すると、人件費や材料費を削減されて手抜き工事が発生しやすくなり、業者との関係も悪化しかねません。最悪のケースでは契約解消という事態も起こり得るため、値引き交渉をするくらいなら最初から予算を明確に伝えて、それに収まるように考えてもらう方が得策です。