注文住宅を建てることになり、かかる費用の概算が出てきて驚くことがあります。こんなにも大きな金額が必要になるのかと考えるかもしれませんが、無理のない計画を立てるためには注文住宅にかかる費用の内訳まで把握する必要がありますので、トータル金額だけでなく詳細な内訳にも目を通さなければなりません。実は注文住宅といっても建てる地域によって土地代には大きな差があり、都市部では高額になりますが地方に行くとかなり安くなっています。建物もグレードによって大きな開きがあるため、一概にこれくらいの額がかかるということは言えません。
ケースバイケースだということを考えると、やはりそれぞれのプランに合わせた予算の内訳をきちんと把握するべきです。建物に関しては本体工事費と付帯工事費、それに諸費用が必要です。建物に関係する費用のうちの約8割を占めるのが本体工事費となっていて、その内訳は基礎工事、内装・外装工事になります。付帯工事費は残りの2割近くを占めますが、内容としては庭等の外構工事費や水道管等の屋外給排水工事費をさします。
これら以外にも、建築確認申請費用や登記関連費用、火災費用が諸費用として必要です。土地に関するお金として、土地そのものの代金の他に不動産会社への仲介手数料、細かなところでは契約書に貼るための印紙代もかかります。こまごまとしたお金が出ていくことも多いのですが、概算を出す時には本体工事費と付帯工事費にプラスアルファが必要だと考えておけば良さそうです。